映画を見ると脳髄がチクチクと疼きだすのです。想像力万歳!
いきなりで申し訳ないが私、丸野は映画が好きである。マニアとか通とかそういうたぐいではない。つまりの話、ただ単に好き。ただそれだけ、それ以外のなにものでもない。ただ単にというと、実に狭い世界の中での話に聞こえるかもしれないが、本当に好きなものって実にシンプルで単純な言葉でしか表現できえないものだと私は思っている。
好・き このたった2文字の中に私の映画に対する想いやLOVEが凝縮されている。さて、普段硬派で真面目一筋(?)頑固一徹(??)のこの私に好・き と言わしめてしまう映画というスクリーンいっぱいにてらされたすばらしきグレートでいろいろな可能性に満ち溢れた宇宙についてこれから話していきたいと思う次第である。
さて映画の見方、感じ方は人それぞれ、泣いたり笑ったり驚いたり、理解できずに寝てしまったり。もしくは鑑賞後、帰宅中の道程、帰宅後のちょっとしたひととき、鑑賞した映画について想いを馳せ、考えほくそ笑んだりなどなど…私は完全に後者である。この後者に触れる瞬間がたまらなくE(いい)。LOVEである。映画について考え、想像力を張り巡らせる、これこそが映画の醍醐味であり先ほど言った好・きの最もたるところであり一番主張したかったことである。
近年発達した情報社会において我々は好みの情報を好きなときに好きなだけ抽出ができ、その一方で連日連夜メディアから流される情報を当たり前のように機会的に傍受する。これでは考えることも想像することもままならないし、その感覚さえも麻痺してしまう。それはそうだ、自分にとって有益な情報だけを頭に入れ、都合の悪いものは除外し、さらに一方的かつ様々な情報がめまぐるしく氾濫すれば何が真実で何が嘘か、それは想像力の欠如や無思考を招く。これは情報社会が産んだひとつの弊害だと私は思う。
最近、その弊害かどうかは定かではないがそれに伴った事件が連日メディアをにぎわせている。親に怒られムシャクシャして自宅に火を放つ。同級生を刺す。子が親を鈍器で殴る…火を放てば燃えるし、殴られ刺されれば痛いし血が出るし心も痛む…そんなことは物心ついた人間なら誰でもわかるはずだ。自我の芽生え久しい人間がするにはあまりにも稚拙すぎる…驚き桃の木井脇。世も末である。こういう報道を見るたびに私は思い、憤る。想像力が足りない!と…何かが発達すればするほど逆に退化するものもある。世の常だがこれではあまりにも悲しすぎる。そこでそんな我々の無想像無思考脳に激を飛ばすのが我らがヒーロー、映画である。普段生きている中で経験することの滅多にないこと、絶対にできないこと、あえて我々が避けている痛々しいこと、見なくてもよかったこと。観てるものの想像力をいやがうえにも刺激し想像を促し、嘘っぱちではない真実を我々の心に熱くやきつけ、脳を揺さぶり、五感をゆさぶる。想像することは人間に与えられた崇高な特権である。映画にはそれを高めるのに十二分な力があると思う、その結果、人の痛みや悲しみにより敏感になったり、していいことと悪いことの区別など、人間としてごく当たり前のモラルの再認識に気づかせられる。そう考えると映画とは無思考で夢想像に陥っている現代社会、人間に想像をうえつけ扇動する特効薬と言っても過言ではないだろう。そして
 映画とは想像力を喚起する賜物なり その事実に感謝し今日も足しげく映画館に通う私である。
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